自己破産
昔は自己破産っていうと『人生の落伍者,この世の終わり』なんてそんなイメージを持っていました。
子どもの頃、「自己破産ってね、家もなくなって寝るところもなくなるんよ。
」って言い放ってましたが、それが最近になって間違いだったことに気づきました。
本当に、私の親もいい加減な事を子供に吹き込んだものですが、昔はそれほど、現在のように自己破産を認知されてなかったのでしょう。
自己破産とは多重債務者が「借金をなくす」し、人生を再スタートさせることが出来るようにする、法律で認められた方法です。
自己破産が認知されてきているといっても「自己破産すると周囲にそのことがばれない?」「戸籍や住民票に破産者であることが載ってしまわない?」「会社を解雇されたりしない?」「その後の生活が出来なくなってしまうことはない?」なんて当然、不安になります。
ちなみに、これらは全て真実ではないです。
もちろん、自らが作った借金を帳消しにするのです。
デメリットがないわけではありません。
しかし、嵐のような取立てや返済に追われて日々の生活もままならに状態からは確実に抜け出せるのです。
借金のために夜逃げや自殺を考える人までいるようですが、そこまで考える前に、法的手段でいくらでも生活改善、人生のやり直しがきくのだという事を忘れないで下さい。
色々な法的手段の一つが自己破産です。
費用がかかりますが、司法書士や弁護士を通して手続きをすれば、友人や同僚はもちろん家族にでさえ知られることはありませんし、取り立ての電話や各債権者への返済もストップされます。
自己破産をすると何年か(5〜10年)は新規のローンもクレジットも利用できませんが、その期間を過ぎれば利用できるようになります。
せっかく債務整理をしたのに、同じ過ちを繰り返してしまっては全く無意味なことになります。
大事なのは二度と同じ過ちは繰り返さないという強い信念と経済管理知識を身につける努力をすることです。